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食料品や電気代、ガス代などの値上がりが主な要因で、
物価の上昇が続いています。
スーパーなどにお買い物に行くと、
さまざまな商品が値上がりしていることを実感する人も
多いのではないでしょうか。
広範囲にわたる商品・サービスの急激な値上がりはなぜ起こっているのでしょうか。
その原因・実情・背景について解説していきます。
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目次
<なぜ物価上昇が止まらないのか?物価高騰の原因について>
〇燃料・資源価格の高騰
燃料・資源コストの高騰の主な原因は、新型コロナウイルスの感染減少です。
コロナ禍によって停滞していた世界各国の経済活動が再び動き出し、
それによって世界的にエネルギーの需要が高まり、価格が上がりました。
身近な例としては、コロナ禍で減便していた航空機の国際便の再開などがあります。
加えて、ロシアのウクライナ侵攻により
原油や天然ガスの主要輸出国であったロシアから輸入しづらくなったことも
燃料・資源価格の高騰に拍車をかけています。
<物価上昇の原因は円安による輸入コストの上昇>
もうひとつが円安の影響です。
1~2年前までは1ドル=110円前後が当たり前でしたが、
2022年に入ってから徐々に円安傾向が強まり、
2022年6月は130円台が続いています。
日本は燃料や原材料の多くを輸入に頼っています。そのため、
円安になると輸入コストが増加し、
それが商品価格の値上がりに反映されてしまうというわけです。
では、なぜ円安が進んでいるのでしょうか。
その原因のひとつが、欧米の景気回復によるインフレです。
特にアメリカでは日本以上に物価の上昇が進んでおり、
それを抑制するため、金利の利上げを行いました。
そこで、低金利の円が売られ、高金利のドルが買われるようになった結果、
円安ドル高が進みました。
また、輸入コストが増加していることは前述しましたが、
資源の乏しい日本では、いくら高いからといって燃料や原材料を輸入しないわけにはいきません。
輸入するためにはドルが必要であり、円を売ってドルを調達することから、
さらに円安が進んでしまう事態になっています。
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<止まらない物価上昇…私たちにできることは?>
経済状況の大きな変動により、物価の上昇が止まりません。
私たちにできることは、「節約」・「収入を増やす努力をする」・「資産運用」などの
対策が挙げられます。今後の経済の変化を見据えて、
新たな副業を始めたり、投資にチャレンジするなどの行動が必要です。